統計から見た不登校の理由を考える

小学生と中学生の不登校の理由を表にまとめました。
文科省は、いろいろ役に立つ統計データを発表していますが、一般的だとは言えません。

下の表も文科省の統計データを基にしていますが、調査対象についての詳しいことは一切記載されていないので、内容を読み取るのが大変です。
国立、公立、私立とありますが、公立の母数が圧倒的に多いので、精度の問題もありますので、あまり分ける意味はありませんが、この部分は原文のままです。

数値はパーセントになっていますが、数値を累計しても100%にはなりません。
理由は、重複回答があるからです。

「不登校という言葉」と「いじめという言葉」は、同じタイミングで使われることが多いので、不登校の一番の理由がいじめだと思ってしまいがちですが、データを見るとそうではなさそうです。

学校では、「いじめ」以外の「友人関係」が原因である場合が圧倒的に多いようです。

次に、注目していただきたいのが、家庭での「親子関係をめぐる問題」が多く、特に、小学生にとっては親子関係の重要性が高いと言えるでしょう。

本人という区分がありますが、内容を見ると、家庭や学校での問題が起因しているのではないかと想像できますので、単独での理由にはなっていません。

区  分 理 由 小学校 中学校
国立 公立 私立 国立 公立 私立
学校 いじめ 2.9 1.7 8.0 1.7 2.0 1.6 1.3 1.6
友人関係 17.6 11.2 13.6 11.2 10.9 16.0 15.2 15.9
教職員との関係 4.4 3.7 5.6 3.7 3.4 1.5 1.6 1.6
学業の不振 4.4 7.1 8.8 7.1 8.2 9.1 13.7 9.2
進路にかかる不安 0.0 0.4 2.4 0.4 4.8 1.5 2.5 1.5
クラブ活動,部活動等への不適応 0.0 0.1 0.8 0.1 1.7 2.1 2.3 2.1
学校のきまり等をめぐる問題 0.0 0.6 0.0 0.6 0.0 2.1 0.9 2.0
入学,転編入学,進級時の不適応 0.0 2.3 0.8 2.3 2.0 2.8 5.2 2.9
家庭 家庭の生活環境の急激な変化 4.4 9.6 9.6 9.6 7.1 4.6 2.9 4.5
親子関係をめぐる問題 13.2 19.1 16.0 19.1 11.6 8.7 11.7 8.8
家庭内の不和 2.9 4.8 4.0 4.8 4.8 3.5 4.2 3.6
本人 病気による欠席 1.5 9.6 12.0 9.6 10.2 7.3 13.2 7.5
あそび・非行 0.0 1.1 0.0 1.1 0.3 10.6 0.8 10.3
無気力 19.1 23.1 10.4 23.0 16.3 26.8 12.3 26.2
不安など情緒的混乱 45.6 35.2 47.2 35.3 28.9 26.0 31.8 26.2
意図的な拒否 7.4 5.0 0.8 4.9 6.1 4.9 3.0 4.8
その他 8.8 5.3 2.4 5.3 2.0 4.9 3.9 4.9

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